メンヒルを2か所見に行った。
メンヒルは、長細い石を地面に立てたもので、ヨーロッパなどに多く先史時代に作られたものとされている。日本にもメンヒルと呼ばれる遺跡がいくつかある。
今回紹介するメンヒルは、どちらも阿蘇や久住の火山活動の影響によるもので、人為的に建てられたものではないかもしれないが、神社の敷地となっていたり、岩に付属する伝承などもあり昔から敬意をもって守られてきたものだと思う。
最初に行ったのは大分県竹田市の柱立神社の鶴原メンヒル、、
柱立という名前がもうそのままメンヒルの存在を期待させる。
竹田市内でグーグルマップで柱立神社を検索して行ってみる。
ある小山のそばにたどり着く、、、? 鳥居など神社らしき印がない、、

小山に上ってみたが、おそらく建物が建っていたであろう広場はあったが、岩(メンヒル)は見つからない。
知人が書いたこのメンヒルを紹介しているブログなどを調べていると、どうやらグーグルマップの柱立神社の位置が違うことが分かった。なぜその位置をグーグルマップが示しているのかはわからない。
おそらくこちらの位置が正解
32°57’26.3″N 131°21’39.4″E
気を取り直して行ってみた。
柱立神社にたどり着いた、

- 柱立神社 鶴原メンヒル
- 柱立神社 鶴原メンヒル
鶴原メンヒルの説明書きもある、
説明看板には「岩」界隈ではよく出てくる鳥居龍蔵の名前も、、

メンヒルだらけの神社、、
社殿の横にまずは2本、そして裏に横に倒れた柱が一本
社殿裏手の丘にも、、
- 柱立神社 鶴原メンヒル
- 柱立神社 鶴原メンヒル
- 柱立神社 鶴原メンヒル
人工ではないとの話もあるが、社殿横の2本は同じ石の上(台座)に並んで立っているようにも見えるし、、あるいは一部人の手が入っているのかもしれない、、
なかなか見ごたえのある磐座(と言ってもよいかな)であった。
次に見に行ったのは、大分から県をまたいで熊本の南小国町満願寺にある「鬼の継石」
この岩はメンヒルとして知られているわけではないが、形状からメンヒルと言っても問題ないだろう。鬼が作ったという伝承もくっついて地元で大切にされてきた立石のようだ、、
満願寺といえば川に面した露天の温泉が有名、、

満願寺温泉
なんとも開放感のある風呂、、、!
このお風呂から少し歩いたところに鬼の継石はある。
この辺にあるはずなのに姿が見えない、、

これもすごくわかりづらかった。
わかりづらい原因は、樹木の陰に隠れて見えづらいためだった。
近くには来ているが木立の奥に見つけるのにしばらく時間が必要であった。
何度も行き来しているうちにようやく見つけた!

かなり大きな立石、目測では柱立神社のメンヒルの1.5から2倍ほどの高さではないか、、
写真を撮ってもわかりづらい、若干色調を触ってみると、、

鬼の継石
確認できたのは一本だけであったが、、温泉の陰にこんなすごい奴が隠れているとは、、
一人で勝手に満足して鬼の継石を後にした。
満願寺温泉は日本一恥ずかしい温泉として知られているようだ。
温泉には200円払えば入れるようなのだが、、
- 満願寺温泉
- 満願寺温泉
この温泉に入ってみるかどうか、なかなか踏ん切りがつかずにぐずぐずしてしまった、、、
2025年4月 大分県竹田市柱立神社、熊本県南小国町満願寺たどり着かないメンヒル終了











