売布神社には行ったことがあったような気がしていたが行ってなかったので行ってみることにした。

少雨の中人気のない拝殿に進む。

主祭神は下照比売命(シタテルヒメ)。
この下照比売命は大国主命と宗像三女神の多紀理毘売命の娘。
なかなかの系譜なのである。
国譲り神話の時、
最初に葦原中国(地上)へ派遣された天忍穂耳命(あめのおしほみみ)が3年たっても帰ってこない、
そこで次に派遣されたのが天若日子(アメノワカヒコ)
この天若日子は、下照比売命と結婚しそのまま8年も葦原中国(地上)に居付いてしまう。
主祭神は下照比売命で、配神は天若日子、、
ところで下照比売命って下を照らしていたのかな、それなら高いところにいたのかな?
下照比売命には高比売命(タカヒメノミコト)という別名もあるしな、、ややこしい、
それとも下(地上)で光っていたから下照比売命なのかな?
邇邇芸命(ニニギノミコト)が天から下るときに現れた猿田彦を連想してしまう。
猿田彦は天と地を照らしていた。
境内には市杵嶋姫(いちきしまひめ)を祭る社や豊玉姫や豊玉毘古大神を祭る社などもある。
市杵嶋姫命は宗像の海神であり、日本書記の「一書(あるふみ)に日く」(脚注)では、この売布神社の主祭神である下照比売命の母である多紀理毘売命と同一神とされることもある。関係の深い祭神であろう。
ここで面白いのは大綿津見神(オオワダツミノカミ)である豊玉毘古大神やその娘の豊玉姫も同じ境内に祀られていることである。
2つの海神系大集合なのである。
天若日子が地上に降りて8年も音信不通になった時に確認のために派遣された雉(キジ)は、枝にとまり天若日子に状況を問う。ところが天探女(あめのさぐめ)の助言によって天鹿児弓(あめのかごゆみ)と言う弓で射られて亡くなる。雉を貫いた矢は天まで届き、投げ返された矢によって天若日子は亡くなる。この辺の物語も結構妄想を掻き立てられる。雉はどこに祀られているのか?とか天探女ってだれ?とか弓の名前になぜ鹿の字が使われているのか?とか、、、
とか言っても享保の改革の時の式内社比定プロジェクトで売布神社に比定されるまではこの社はキフネさんと呼ばれていたようなので、むきになっていろいろと祭神についてあれこれ語ってもどうかとも思う、、
でも現在こういう形で現前していることにも意味を感じたり感じなかったり、、






