ハトの左翼(南嶋奇譚Ⅲ・与那国島マチリ編6)

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前回の与那国訪問でAさんと山の中の遺構などを見て周っているときや、食事のときなどふとした拍子にAさんの色々な島の経験をもとにした話を聞いた。

例えば山の中で便意をもよおした時にお尻をふくのに適した植物の葉っぱはこの葉っぱであると山の中で教えてもらった。葉っぱを間違えてふくと皮膚のかぶれるものもあるという。

海や川の水の生き物を獲るときは卯の日は収穫が多い。Aさんがお父様から聞いたときは、あまり信じていなかったが、今では卯の日の収穫が多いことを実感していると、、

山に入るときは必ず鎌をもっていくようにお父様から言われていたこと、、

また山や森に入るときは16時を超えると急にあたりが暗くなるので16時までには山や森を出た方がよいなど、、

マチリの2日目は、ウラマチリの様子を見た後に島の御嶽やトゥニをぐるぐると見て周った。

マチリ2日目ウラマチリ(南嶋奇譚Ⅲ・与那国島マチリ編4)

島仲・比川・祖納御嶽トゥニ巡り(南嶋奇譚Ⅲ・与那国島マチリ編5)

どうしても確認しておきたい場所があった。

それは西のハトであった。

西のハトからミミシへ(南嶋奇譚Ⅱ・ガイドブックに載っていない与那国島4)

前回行った時のハトの様子。

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西のハト

なぜ西のハトが気になったかというと、写真を見ると右斜め後ろ方面から撮影しているため後ろから見て右の翼の様子はよくわかる。

一方で画面では隠れている後ろから見た左の羽根はどのようであったかなかなか思い出せない、、

写真も撮ったような気もするが、、すぐに見つけられなかった。再度確認しておきたい、、

16時はとっくに回っていたが、祖納から西に向かうことにした。

入口が見えてきた、、

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西のハトの入口

入っていく、

最初の草や木々のトンネルをくぐり始めた時から薄暗い気配が辺りを包み始めた、、

なぜか家族団らん中の知り合いのお宅の居間に突然乱入したようなちょっとしたまずさ、、

そして物言わぬ岩たちの怖さ?が伝わってくる、、

前回西のハトを訪ねたのは午前中で尚且つAさんも一緒だった。Aさんについて行きながら写真を撮ったり説明を聞いたりと怖いとかそんなことを思う暇もなかった、、

前回と同じく中心の大きな磐座の右側側面をたどりながら左回りに歩を進めてハトを目指す、、

前回も見た3つ指の足跡岩が出てきた、、

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西の森の足跡の岩

さらに進むと、

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西のハト

再び会えた西のハト、西を向いて佇んでいる、、、

スマホを向けるが、光量が少なく写真はブレブレになる、、

岩の隙間を通って左の羽根の様子を見に行く、、

見えた、、!

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西のハトの左の羽根

かわいい羽根を横に広げている、、

羽根には線や杯状穴のようなもの、そして顔のような模様が浮かんでいる、、若干パレイドリアが発現しているかもしれない、、ただ心霊写真ではない、たぶん、、、

この西のハトは、与那国島の西に位置し西を向いている。おそらく日の沈む西は神の領域なのだろう。そして亡くなった人たちの旅立つ先なのではないか、、

ハトは地上と天をつなぐ存在であり、旅立つ人々を西の果てで待っている、、

ハトは片羽根を広げ、そして片羽根を閉じている、、生と死の境を象徴しているのかもしれない、、

ハトが両方の羽根を広げると、いよいよ死者の魂は島を旅立つことになるのか、、

そして神に少し近づくのかもしれない、、

西のハトの羽根の様子がわかって、勝手に満足した、、南側の海岸線を通って馬でも見ながら比川集落に戻ることにしよう。

 

やはり流れる音楽はfreebirdか、少し安直な気もするが、、充実した一日に、

 

 

 

南嶋奇譚・・ガイドブックに載っていない与那国島編

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