久部良マチリの合間に(南嶋奇譚Ⅲ・与那国島マチリ編3)

沖縄 与那国島 比川集落 本家 マチリ 拝所 トゥニ 御嶽 10干 陰陽五行説 庚申 南嶋奇譚

マチリの初日は、久部良マチリの様子をみた。

その合間にいろいろなことをしたり見たりした。

合間にといってもガイドブックに載っていないマニアックなものをたくさん見た、、

大まかに時刻順に、除く”久部良マチリ”で記録すると、、

兜(かぶと)と馬の鞍(くら)???

何に見えるかはさて置いておいて、この岩達はダンヌ浜辺りから馬鼻崎方面を見上げると見える、、

Aさんはモンゴルがどうのこうの言っていたが、あまり話の内容を覚えていない、、

なんで中国を通り越してモンゴルなんだろう、、既視感がある、、、

でもかっこいい岩には違いない、、私はよく磐座を見たときに”見栄えの良い磐座”などと言うことがあるが、今回はクリアでとがった感じの磐座であると言っておこう、、意味不明かもしれないが、これは感性の問題なのでお許し願いたい、、、

ダンヌ浜の駐車場でアダンの花を見た。

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アダンの花

Aさんによると、このアダンは、与那国島に自生しているアダンとは種類が違うとのこと、、駐車場の植え込みの植物はわざわざ島の外から運んでくるのか?

早朝のダンヌ浜は間違いなく美しかった、、

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朝のダンヌ浜

次はいしゃら山(いしゃらだま)、、

これはとぐる(トゥグル)岳節というという与那国の民謡の歌詞に出てくる山、、

この民謡では、トゥグル岳からイシャラ山に、申の方角(南西)や羊の方角(南西)に下る風が、西表島や石垣島への航海のための風であることを歌っている。

トゥグル岳については以前行ったことがあるので、イシャラダマについて場所を確認した。

ちなみにこのイシャラ山の山をダマと発音するのは、与那国のよくある音韻変化、、

与那国・・ヨナグニ→どぅなん

山・・ヤマ→だま

Yが、Dっぽい音になる。

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いしゃら山

そしてとぐる岳節の碑、、

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とぐる(トゥグル)岳節紹介碑

この碑は、こんな場所にある、、

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とぐる(トゥグル)岳節紹介碑

碑の後ろのクバの森がトゥグル御嶽かと思ったら、この碑から少し離れた場所に御嶽はあった。

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トゥグル御嶽の入口

あまり手入れ(草刈り?)は、されていないようだ、、、

次は海岸の謎の文字、、

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これは、、、

きっとなぞの西アジアの古代文字に違いない、、!

ということでマチリに必須の料理スーの材料であるグンナを採取する。

グンナは長命草ともいわれる植物、、

採取場所については、現地の人はここからは誰それの私有地になるとか地元の人でないと良くわからないことが多いので、観光客が勝手に採取するには確認をした方がよい。誰に確認をしたらよいのかよくわからないが、、

とにかくグンナの生えている一帯を見てあそこの一角はもう採取しているなとか、これもわかる人が見ないとわからない情報を踏まえて採取する場所を決めているようだ。

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グンナ

地元の方はあっという間に採取をこなす、、いつの間にかごみ袋がいっぱいになる、、

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収穫したグンナ

このグンナのおひたしをつくる下準備に1日を費やすことになるとは、この時は想像もしていなかった、、

海岸線からは西表島が見えていた、、

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遠くに見える西表島

ここはまだ行ったことはないのだが、町指定の天然記念物になっている鍾乳石が洞窟内ではなく谷川沿いに露頭している場所がある。アンガイミドゥチという場所である。新川鼻にある谷で、海岸まで降りていくことができるようだ。蝶ハンターや洞窟好き?などが訪れるという。道などは整備されているわけではないとのこと。

興味があったのでアンガイミドゥチの入口を教えてもらうことにした。

Aさんが言うには宇良部岳やインビ岳方面から新川鼻方面に降りてくる水の流れに大きく2つある。一つがアンガイミドゥチでもう一つがイリミドゥチ、、イリミドゥチは、初めて聞いた、、!

それにしても覚えるのも発音するのも難しい地名だ、、

アンガイミドゥチは、漢字で書くと東水道でアガリミズミチすなわち東の水の流れ、イリミドゥチは、西水道でイリミズミチこれは西の方の水の流れを意味する地名であるとのこと。なるほど、そういうことか、、分かりやすい、、、

アンガイミドゥチの入口は、碑のそばの斜面を下りていくのがルートになるとのこと、、

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アンガイミドゥチの入口

深く黒い穴がこれるものなら来てみろと言わんばかり、、深淵を覗けそうだ、、!

イリミドゥチの入口は、ガードレールの辺り、、

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イリミドゥチ

こちらも案内なしで入るには勇気がいるであろう、、

Aさんとは、比川のマチリが終わったらダヌチン岳に登ろうと計画を立てた。

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ダヌチン岳

その後、久部良集落からの帰りに巨大な人面石を見せてもらった、、

最近は周りの草を刈っていないのでやや輪郭が分かりにくくなっているが、とてつもない大きさの横顔がそこにあった。

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巨大な人面石

一瞬キリスト像かと思った、、

与那国島にこんなものがあったとは、、、

その後バナナ畑に寄ったりしながら集落に戻った。

本家では、様々な料理や準備が進められていた、、

祖納集落に帰る方を送り届けたりしながら比川と何度か往復をした。

本家で当主のYさんと二人で泡盛どなんを傾けながらいろいろとお話を伺った。

Yさんのお母さまも実は神の声が聞こえる方で、あるときK家は、『プノッペンから来た。』と言ったという。カンボジアのプノンペンですか?と驚いて聞くと、Yさんは母はそのように神からの声を聴いたとのこと。しかしお父様はまた別の一族の伝来を伝えていたらしく、お母様のプノッペン=プノンペン説には少し困っていたとのこと。

そんな一世代前の比較的最近でもそのように神の声は降りてくるは、見解の違うご託宣もあるはとこれぞ伝承の生の生成過程ではないか!

これは本当に大切な瞬間でもあり、出来事でもある、、聞こえる人見える人いろいろとあるのかもしれないそれに家の伝承や立ち位置がブレンドされ混ざったり弾き飛ばしたりしながら物語は伝わる、、

今日も過活動で情報量の多い1日であった、マチリそれ自体も貴重な伝承である。その伝承も生き物のように変化しながら生まれ変わっている、、

なぜかグレン・フライの『The Heat Is On』が頭の中に流れてきた、、

歌詞のThe Heat は、熱気とか場の盛り上がりを歌った表現であると思うが、なにか一族にそれでもいろんな見解が生まれ統合されながら伝わっていく伝承の息遣いや脈動を感じた瞬間であった、、

明日は祖納集落のウラマチリを見に行こう、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南嶋奇譚・・ガイドブックに載っていない与那国島編

異国・大国クブラのマチリ(南嶋奇譚Ⅲ・与那国島マチリ編2)
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