いよいよ今回のインドムンバイ旅のメインイベント
lollapaloozaインドの2日目ルイ・トムリンソン(Louis Tomlinson)が出演する。

2日目の大トリはグリーンデイ(Green Day)。
昨日のショーン・メンデス(Shawn Mendes)と同じSUNSETSステージで演奏する。
ルイはKEEP WALKINGステージでの演奏となる。
正直ルイよりもグリーンデイの方が親しみがある、と言っても『Basket Case』くらいしか知らないが、、
14時の開門に備えて13時に入場ゲートに到着!
すでに多くのファンたちが、ゲートの前にあふれている。

ルイのTシャツを着て気合の入る娘
ルイのファンとグリーンデイのファンが歌を歌いながら盛り上がっている。
ルイのファンはワンダイレクションの曲を歌ったり、『ルイ!ルイ!、、、』と名前を連呼している。
娘がポツリと『グリーンデイのファンがこんなにおるとは思わんかった。』とつぶやいた、、
それはさすがにグリーンデイに失礼やろう、、
娘は少しでもステージの近くを確保するため早めに到着し開門を待っているがとにかく暑い。周りの人々のテンションも高い。時々水の入ったタンクを担いだ係の人が、少しでも暑さを和らげるためかシャワーヘッドのようなものを手に持ち霧状の液体を振りかけようとしてくる。なんか得体のしれない霧をかけられるのは怖かったので、できるだけかからないように霧をよけていた。
いよいよ門が開いた。14時過ぎであったと思う。
みんな受付ゲートに向かってダッシュを始める。
娘も走り出した。私も何とかついていく。
ゲートは男女別になっているので娘と別れて走っていく。
娘が随分早く受付ゲートに到着しているのが見えた。
私も受付でリストバンドのQRコードの読み取りと荷物チェックを受ける。

随分と混雑していたので時間がかかった。ようやく入場できルイのライブがあるKEEP WALKINGステージへと走る。暑い、暑い競馬場の端から端を対角線上に向かうようなコースを走る。この競馬場で働く?活躍している馬たちの気持ちを少し思い浮かべる、、
娘は先にステージに到着し場所をキープしているだろうと思いながらだんだんと走るスピードが遅くなっていく、、
その時横を猛スピードで抜いていく馬?いや人がいた、、娘であった。入場にそんなに時間がかかっていたのか? 後で聞いてみるとカバンのチェックなど結構しっかりやっていてとても時間がかかったとのこと。
今度は娘の背中を追うように走る。疲れた、、
ようやくKEEP WALKINGステージに到着したすごい密度でファンたちが集まっている。
最前列とはいかなかったが、そこそこステージに近い前の方をキープできた。
ここでルイの登場まで5時間近く待たなければならない、、ライブを聴きながら待つこととしよう。聴きながら待つ、暑い、持ってきた水が減っていく、入口ゲート前にもいた霧吹きおじさんが謎の霧を吹きかけてくる。あれだけ避けていたのにこっちにも霧をかけてくれといつの間にか霧吹きおじさんに手を振っていた、、時々ペットボトルの水をステージ前からスタッフが観客席に向かって投げ込んでくる。幸い水のペットボトルを一本追加で確保することができた。
2番目のバンドあたりからさらに密集度合いが増してきた。圧倒的に女性が多い。ほぼ前後左右に身動きができなくなっていた。途中で抜け出してビールを飲もうという夢はあきらめることとした。というかトイレにさえ抜けれないのではないか、、一度抜けると元の場所に戻るのは、ほぼ不可能なほど密度が高い。座ることもできない、ここで地面に座ると上から人が覆いかぶさってきそうで、立ったまま待つことを選んだ。このステージで待つのはほぼルイのファンであろう。この状態が終わりまで続くと考えると頭の中がくらくらとした。
2番目のバンドはインドの伝統楽器を演奏していた。これが凄い。シタールの超絶技巧演奏!
後で知ったことなのだが演奏していたのは、ニラドリ・クマール(Niladri Kumar)というシタール奏者で、なんとあのラヴィ・シャンカール(Ravi Shankar)の弟子らしいのである。事前に知っていればもう少しお行儀よく聴いていたかもしれない。とにかく最初から最後まで凄い(あまり語彙がない、、)演奏の連続であった。
それにしても暑い、、
3番目に登場したのはオーロラ(AURORA)、
これがまた癖の強い女性ボーカルで北欧風のビジュアルにどこまでも透き通る声、そして所作に時々垣間見える猥雑さ、これも後で知ったことなのだがビリーアイリッシュも支持する有名なアーティストのようだ。アナ雪2のイントゥ・ジ・アンノウンのバックボーカルも務めているらしい。
このアーティストの演奏が終わればようやくルイの演奏、、だいぶ日が落ちてきたとはいえ競馬場に設置されたステージで日陰もなく暑さは容赦ない、すでに立ったまま4時間以上ほぼ身動きのできない空間にいた。かといって何か体調不良で倒れてしまうほどでもない。今を感じて目の前に集中することにした。
AURORAのライブが終わりあとはルイを待つのみとなった、時刻はすでに19時を回っている。入場して5時間以上過ぎている。
観客はさらに増え後ろからの人の圧もさらに高まってきた。
そしてついにルイ・トムリンソン(Louis Tomlinson)のライブが始まった。
昨日のショーン・メンデス(Shawn Mendes)以上にみんなの熱量が伝わってくる。少しでもステージに近づこうとぐいぐい押して来たり、少しでもステージがよく見えるように前の人と人の間に割り込もうとしたり、、ひたすらカオスな時間が過ぎていく。
そしていよいよ最後の曲であろうか、ルイがステージから観客席の前に飛び降りると、みんな一斉にルイに近づこうと前に身体を動かした。この時自分の身体が立ったまま水平に何メートルか移動したように感じた、そして歌声と歓声、そして悲鳴のような声が入り交ざる。花火の爆発音と鉄柵に何かがぶつかるような音がする。
そしてルイの『But I don’t feel like goin′ home(でも家に帰りたくないんだ)』という歌声が響く。
気づいたら前方の人がいない?ふと足元を見ると何人かの観客が地面に倒れて折り重なっている、、、、、
ライブが終わり、娘の満足感あふれる顔がそこにあった。

長い一日が終わった。ホテルに戻ろう。
復習・・・Louis Tomlinson – Silver Tongues (Official Video)
ムンバイへ・アウランガバードへの道(インドムンバイ編その2)
