ムンバイでインド門見物と下町探索をする(インドムンバイ編その5)

旅 旅行 インド ムンバイ フェス インド門 タージマハールホテル アフタヌーンティー ty-ルバザール ニワトリ アラビア海 インド

ムンバイ空港からホテルまで車で移動した。海沿いの高速を走っていると市街地の高層ビル群が見えてきた。

ホテルは半島の南部フォート地区に取った。随分と朝早い時刻にホテルに到着したが、そんなに待たずに部屋を用意してくれた。このホテルはかなり古いためかエレベーターに常時一人係員がいて、指定の階に着くとドアを手動で開けてくれるシステムになっている。狭い空間で到着するまで微妙な空気感が流れる。毎回お互いに笑顔でお礼を言いエレベーターを降りる部分は変わらないのだが、、

部屋に荷物を置くとまずは歩いて行けるインド門を見に行くことにした。

インド門は、初代インド皇帝のイギリスのヴィクトリア女王の孫にあたるジョージ5世が、父親であるエドワード7世の死後、イギリス国王兼インド皇帝として、皇帝戴冠式を行うためインドを訪ねたことを記念して作られた。狩猟と切手集めが趣味でヘビースモーカーでもあったこのジョージ5世は、インド滞在中にトラ21匹、キジ1000羽を狩ったといわれている。

インド門の前の広場に着いた。港に面してインド門が建っている。インド門自体は修理中であろうか骨組みが覆っていた。広場には観光客が多くいた。観光客の写真を撮って売りつけてくるカメラマンたちは、写真を売りつけるための獲物をちらちらと探しながらカメラを向けてくる。カメラマンたちがどの獲物に狙いを定めようかと打ち合わせをしていた。カメラマンたちは写真を撮ることには慣れていても取られることにはあまり慣れていないようだ、なかなか目を合わせてくれない、、

港の前にはアラビア海が広がっている。

有名なタージマハールホテルも近くにある。タージマハールホテルは、インドのタタ財閥の創始者が作った高級ホテルである。このホテルは2008年の多発テロ事件の舞台にもなっている。後で行ってみよう。

ムンバイの観光地らしい観光地であるインド門を写真に収めることができたので、今回のムンバイ旅行の2つのイベントに挑戦してみることとした。

一つが骨董店があるチョールバザールに行ってみること、そして謎の薬SUALINを手に入れること。

※以前もコメントしましたが、SUALINは、のどの薬もしくは飴であると聞いていますが、SUALINについて筆者は詳しくありません。そのため購入や使用を勧めるものではありません。あしからず。

スマホの位置情報でチョールバザールを検索すると小一時間で歩いて行けそうなので、街歩きを兼ねて出かけてみました。

途中、祠が見えてきた。

仏教のように教義がしっかりした宗教が大勢を占める国にあっても、道端の祠のようなものはよく見かけるし信仰されている。タイのピー信仰やミャンマーのナッ信仰のように精霊や過去の偉人?信仰のようなものはよく見かけるが、インドではそのような道端の祠のようなものはあまり見かけない。ムンバイだけのなのかもっと広い範囲でその傾向がみられるのかわからない。

たまたま歩いていると祠を見つけた(上記写真)。祠には赤い色でオーム(ॐ)という文字がサンスクリット文字で書かれている。オームという音は、英文字で表記するときはOMであったりAUMと書いたりする。人間が母音を発声するときに口を大きく開いた状態から徐々にすぼめて閉じると自然と「アーウームㇺㇺㇺ、、」みたいな音が出る。これがオームという文字があらわす世界観で極大から極小まですべてのものを包含する、、宇宙そのものを表している。そんなことを読んだのか聞いたのか忘れたけど過去に教わったことがある。私はアルファでありオメガであるとかいう言葉も聞き覚えがある。日本でいえば神社の狛犬も片一方は口を開けていてもう片一方は閉じている。仏教寺院の入り口を守る仁王像も同様である。私たちも神社や寺院の入り口を進むときに知らず知らずのうちにオームの門をくぐっているのかもしれない。

オームの門って、、だいぶ暑さと疲れで思考がやられてきたようだ。

牛の置物があったのでおそらくシヴァの祠だろうと思ったが、お参りをしている人がいたのであまり近寄らずさらに足を進めていく。牛が身近にいる神格というとシヴァ神もそうだが日本の菅原道真公、すなわち天神様も牛がいるなぁなどとますます妄想が混迷していく。ともかくも現地の雰囲気を感じながら骨董品店を探した。

地図アプリでチョールバザールにようやくたどり着くとそこはチョールバザールという洋服屋であった。これはやられたなと近くのジュースショップでアイスコーヒーを飲みながら場所を確認する。

ジュースショップの近くにドラッグストアーを見つけたのでSUALINがあるかどうか聞いてみる。スマホの画面でSUALINのボトルを店員に見せると、スマホをそのまま持って奥の方へ消えてしまった。えっ、と思っていたらスマホと一緒に戻ってきてここにはSUALINは無いとのこと。誰かに聞きに行ったのであろう。スマホが無事に帰ってきたのでまずは良しとしよう。あらためてGRABで、調べたチョールバザールの住所に行ってもらう。

GRABを降りると下町の雑然とした雰囲気の街角であった。

ここでもドラッグストアーでSUALINを聞いてみたがやはり取り扱っていなかった。

街のショップを冷かしながらたぶんここであろうという路地を見つけた。

通りに入っていく。

なんか様子が違う、、、

鉄の格子のかごに入れられた、ニワトリたちが通りの両側にたくさん並べられている。

私たちの横をしっぽがピンと伸びた猫が一匹、ここは俺のシマだといわんばかりに通り過ぎていく。骨董品街ではなくニワトリの卸し街であった。

現地の人の生活を支える大切な場所だ。珍しい光景を見れたのはよかったが、骨董品街にはたどり着かない。空を鳥たちが旋回しながらたくさん飛び回っている。

いったんホテルに戻ることにした。

帰りのGRABで、娘があそこのニワトリみんなこんな顔してたなと、おどけた表情をした。

ふと、ベトナムのフーコック島のニワトリたちを思い出した。

最終日(フーコック島旅行その5)

昼からは気を取り直してタージマハールホテルに行ってみよう。

 

 

☆フェスの予習

ムンバイのフェスに行く(インドムンバイ編その1)

ムンバイへ・アウランガバードへの道(インドムンバイ編その2)

まずはエローラ石窟寺院(インドムンバイ編その3)

アジャンタへ(インドムンバイ編その4)

 

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました